AI・半導体関連は、米半導体株の下落基調が続く中でも個別材料に沿った物色となり、キオクシアが自律反発で急伸した。日経平均も自動車などを中心に上昇し、国内株式市場全体は堅調だった。
前夜の米国市場
2026-08-19 の米国市場は、S&P500が+0.21%・ナスダック総合が+0.16%(VIX 14.9)でした。AIバリューチェーンの上流である米国の値動きは、本日の東京市場の同じバケットの関連株に波及しやすい材料です。各バケットの前夜の米国株は、下の「値動きした重点銘柄」表に日本株と並べて掲載しています。
本日の AI・半導体インフラ
今日のセクター概況
目立った変化なし
本日は前日から書くべき変化がなかったため、解説は置かず数値のみで記録します。
バケット別 集計
| バケット | 本日(日本) | 前夜(米国) | 5日累計(対TOPIX) |
|---|---|---|---|
| ①半導体・製造基盤 | -0.00% | -1.60% | -4.26pt |
| ②データセンター・ネットワーク基盤 | +1.04% | -4.14% | -3.12pt |
| ③電力・エネルギー基盤(構成銘柄が少なく参考値) | +0.73% | +0.26% | -4.81pt |
| ④AIプラットフォーム・投資(構成銘柄が少なく参考値) | +3.06% | +0.91% | -0.48pt |
| ⑤フィジカルAI・社会実装 | +0.66% | +1.74% | -4.33pt |
各バケットの構成銘柄を等加重で平均した値です。値動きの大きい銘柄の影響をそのまま受けます。「前夜(米国)」は2026-08-19の米国市場の値で、日米で構成銘柄数が異なるため参考値です。構成銘柄が少ないバケットは数値の振れが大きく、参考値として扱ってください。
値動きした重点銘柄
①半導体・製造基盤
日本株(本日)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| キオクシア 285A | +6.01% | 決算での増収増益や大型自社株買い、AI向け需要期待に加え、前日の急落の反動で自律反発したとみられる。(出典: IG証券) | 確認 |
| イビデン 4062 | -2.87% | 3% 未満のため材料調査を割愛 | — |
米国株(前夜)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| マーベル MRVL | +9.85% | アルファベット向けAI・ネットワーキング用カスタムシリコン契約獲得と、FY27売上計画の上方修正が好感された。(出典: finnhub) | 確認 |
| ラムリサーチ LRCX | -6.33% | 米長期金利上昇でハイテク・半導体装置株に売りが広がり、セクター全体の調整に連れ安したとみられる。(出典: Tiger Brokers) | 確認 |
| ブロードコム AVGO | -4.61% | マーベルがグーグル向けAIチップ契約を拡大したとの観測から、競合懸念と半導体セクター観測の悪化が意識された。(出典: finnhub) | 確認 |
②データセンター・ネットワーク基盤
日本株(本日)
本日±3%超の値動きはありませんでした。
米国株(前夜)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| デル DELL | -6.64% | 直近の急騰で高バリュエーションとなる中、決算前の利益確定売りとAIインフラ関連の調整で下落したとみられる(出典: Tiger Brokers / TradingKey) | 確認 |
| ヴァーティブ VRT | -4.23% | 決算後の高値圏でAI・データセンター関連株が軟調となる中、利益確定売りとリスクオフの地合いに押されたとみられる(出典: KuCoin / Reutersなど) | 確認 |
| アリスタネットワークス ANET | -3.48% | 明確な個別悪材料は見当たらず、通信機器セクターの軟調や利益確定売りによる調整とみられる。(出典: Tiger Brokers) | 確認 |
③電力・エネルギー基盤
日本株(本日)
本日±3%超の値動きはありませんでした。
米国株(前夜)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| コンステレーション・エナジー CEG | +2.75% | 直近の決算後も強い業績見通しと原子力・クリーン電源需要への期待が続き、調整局面での押し目買いが優勢となったとみられる。(出典: Tiger Brokers, Reddit, 公式IR等) | 確認 |
④AIプラットフォーム・投資
日本株(本日)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンクグループ 9984 | +3.06% | 直近の第1四半期決算発表や、エヌビディアによるOpenAI向け巨大データセンター報道でAI投資期待が高まっており… | 推定(暫定) |
米国株(前夜)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| アマゾン AMZN | +2.46% | 生成AI基盤サービスや動画端末向け新機能、ドローン配送の拡大計画など複数の成長投資が評価された。(出典: Benzinga) | 確認 |
| パランティア PLTR | +2.13% | 決算後の強い業績モメンタムやCEO発言を背景にした買い継続で、AI関連成長株への選好が再確認された動きとみられる。(出典: Motley Foolほか) | 確認 |
⑤フィジカルAI・社会実装
日本株(本日)
本日±3%超の値動きはありませんでした。
米国株(前夜)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| テスラ TSLA | +4.23% | イーロン・マスク氏が新たなAI関連の進展を示唆し、AI・自動運転成長期待が強まり買いが優勢となったとみられる(出典: Tiger Brokers) | 確認 |
| トリンブル TRMB | +3.97% | 直近発表の第2四半期決算でARR成長とガイダンス引き上げが好感され、その流れを引き継いだ買いが続いたとみられる。(出典: Tiger Brokers) | 確認 |
| シンボティック SYM | +3.86% | 直近決算でのガイダンス上方修正や利益率改善を背景に、ロボティクス・AI関連への物色が強まり買い戻しが入ったとみられる(出典: Symbotic IR) | 確認 |
市場全体の動き(背景)
日経平均
66,216.79+1.36%
66,216.79+1.36%
USD/JPY
158.11-0.77%
158.11-0.77%
セクター上位
自動車・輸送機+4.99%
自動車・輸送機+4.99%
セクター下位
銀行-0.86%
銀行-0.86%
ETF出来高は概ね平常。
日経225 値上がり率トップ3
| 順 | コード | 銘柄 | 騰落率 | 終値 | 出来高倍率 | 理由 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5713 | 住友金属鉱山 | +10.76% | 10,630 | 1.22x | 推定 金価格の高値圏推移や銅相場の反発で非鉄金属市況が強含み、資源株物色の一環として住友金属鉱山に幅広い買いが集まり大幅高 |
| 2 | 4506 | 住友ファーマ | +8.48% | 1,465 | 1.35x | 推定 ゴッサム社による告発レポートに対する8月7日・12日付の反論公表に加え、網膜シート治療の米国フェーズ1/2試験開始など再生医療パイプライン進展が意識され住友ファーマに買い優勢 |
| 3 | 9503 | 関西電力 | +8.37% | 2,558 | 2.43x | 確認 託送料金見直しの電気料金への反映予定および特別高圧・高圧料金メニュー見直しの適時開示を受け、今後の収益見通しへの評価を巡る売買が膨らみ関西電力は高値追いの展開 |
日経225 値下がり率トップ3
| 順 | コード | 銘柄 | 騰落率 | 終値 | 出来高倍率 | 理由 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8304 | あおぞら銀行 | -3.11% | 3,238 | 0.97x | 推定 直近の上昇で戻していた反動に加え、世界的な金利上昇と株安で金融株全般に売りが広がり、あおぞら銀行は利益確定売り優勢で反落 |
| 2 | 4062 | イビデン | -2.87% | 19,150 | 0.83x | ↑「本日の AI・半導体インフラ」で詳説 |
| 3 | 5401 | 日本製鉄 | -2.20% | 663 | 1.30x | 推定 世界景気減速懸念や長期金利上昇を背景に景気敏感株が総じて売られる地合いとなり、鉄鋼セクターにも売りが波及して日本製鉄が続落 |
日経225 出来高急増トップ3
| 順 | コード | 銘柄 | 出来高倍率 | 騰落率 | 理由 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6305 | 日立建機 | 2.96x | +3.99% | 確認 主要株主の異動に関する開示で日立製作所が保有株を売却し主要株主から外れることなど株主構成の変化が示され、ガバナンスや資本政策への思惑から日立建機に出来高を伴う買いが入った |
| 2 | 9503 | 関西電力 | 2.43x | +8.37% | 確認 託送料金見直しの電気料金への反映予定および特別高圧・高圧料金メニュー見直しの適時開示を受け、今後の収益見通しへの評価を巡る売買が膨らみ関西電力は高値追いの展開 |
| 3 | 7532 | PPIH | 2.16x | -0.48% | 確認 18日に発表した2026年6月期決算短信と増配を含む配当方針公表後、業績評価や見通しを巡る思惑から売買が継続し、PPIHは高水準の出来高を伴い利益確定売り優勢で小幅安 |
観察ポイント
新しい問い
- キオクシアの本日の急伸が続き、8営業日以内に直近20営業日の高値を更新する展開となるか。
言及銘柄の蓄積ページ
この記事で取り上げた AI・半導体インフラ重点テーマ銘柄の、材料・株価・観察シナリオ履歴を蓄積したページです。

