AI・半導体関連は前夜の米国バケット別の動きと方向性の近い推移となり、セクター間の強弱がいつもよりそろった。日経平均は小幅安で、全体としては利益確定売りが優勢だった。
前夜の米国市場
2026-09-28 の米国市場は、S&P500が-0.77%・ナスダック総合が-0.92%(VIX 16.1)でした。AIバリューチェーンの上流である米国の値動きは、本日の東京市場の同じバケットの関連株に波及しやすい材料です。各バケットの前夜の米国株は、下の「値動きした重点銘柄」表に日本株と並べて掲載しています。
本日の AI・半導体インフラ
今日のセクター概況
前夜の米国では、半導体・製造基盤やデータセンター関連などAIインフラ各バケットの騰落に明確な差が付き、本日の東京市場の同バケットの強弱もこれと近い並びとなった。日米バケット順位の相関が通常より高く、短期的には米国AIインフラの資金配分が日本側のテーマ内ローテーションに反映されやすい一日だった。
バケット別 集計
| バケット | 本日(日本) | 前夜(米国) | 5日累計(対TOPIX) |
|---|---|---|---|
| ①半導体・製造基盤 | +0.80% | -1.56% | +9.27pt |
| ②データセンター・ネットワーク基盤 | -1.47% | -2.83% | +2.19pt |
| ③電力・エネルギー基盤(構成銘柄が少なく参考値) | -0.96% | -1.04% | +0.29pt |
| ④AIプラットフォーム・投資(構成銘柄が少なく参考値) | -3.35% | -2.09% | -2.93pt |
| ⑤フィジカルAI・社会実装 | +0.24% | -0.95% | +3.63pt |
各バケットの構成銘柄を等加重で平均した値です。値動きの大きい銘柄の影響をそのまま受けます。「前夜(米国)」は2026-09-28の米国市場の値で、日米で構成銘柄数が異なるため参考値です。構成銘柄が少ないバケットは数値の振れが大きく、参考値として扱ってください。
値動きした重点銘柄
①半導体・製造基盤
日本株(本日)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| ディスコ 6146 | +4.19% | 期末配当の権利落ち影響が意識される中、半導体株物色など需給要因との見方があったが主因は特定されなかった。 | 推定 |
| SCREENホールディングス 7735 | +4.08% | 新規IRは見当たらず、半導体製造装置株への物色の一環とされ、個別要因は特定されなかった。 | 推定 |
米国株(前夜)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| インテル INTC | -5.67% | インテルはサーバー向けCPUの需要が供給を大きく上回るとの報道がある中でも、業績立て直し途上への見方が重石となった。(出典: Yahoo) | 確認 |
| マーベル MRVL | -3.83% | マーベルはGoogle向けカスタムシリコンなどAI関連事業の成長期待がある一方で、少数顧客依存への警戒感が続き下落した。(出典: Yahoo) | 確認 |
| AMD AMD | -3.61% | 金利上昇や原油高を背景にハイテク・半導体株へ利益確定売りが出たことで、AMDもセクター連れ安となったとみられる(出典: Benzingaほか) | 確認 |
②データセンター・ネットワーク基盤
日本株(本日)
本日±3%超の値動きはありませんでした。
米国株(前夜)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| ヴァーティブ VRT | -3.65% | 決算や業績予想への期待後退に加え、市場全体の調整で高値圏から利益確定売りが出たとみられる。(出典: Zacks) | 確認 |
| デル DELL | -3.46% | 直近の急騰後にインサイダー売却が続いたことで利益確定売りが強まり、AIサーバー関連の過熱感調整と重なり下落したとみられる。(出典: TradingKey) | 確認 |
| スーパー・マイクロ SMCI | -3.42% | 成長期待で直近上昇していた一方、同日の米株全体・AIインフラ関連株安に連れ安したとみられる(出典: Benzinga) | 確認 |
③電力・エネルギー基盤
日本株(本日)
本日±3%超の値動きはありませんでした。
米国株(前夜)
前夜の米国は目立った動意なし。
④AIプラットフォーム・投資
日本株(本日)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| ソフトバンクグループ 9984 | -3.35% | 2026-09-29のソフトバンクグループ株の下落要因を調査したが… | 推定(暫定) |
米国株(前夜)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| メタ META | -4.79% | 9月に急騰した反動で利食い売りが出るなか、競合AIアシスタント登場への警戒やエンタープライズAI事業立ち上げを巡る評価が分かれたことが重なり下落したとみられる(出典: MarketScreener, Investing.com, Stock Analysis) | 確認 |
| オラクル ORCL | -3.28% | オラクルは売上が大きく伸びたものの、AI関連投資の収益化への不透明感が意識され売りが優勢となった。(出典: Yahoo) | 確認 |
| スノーフレイク SNOW | -2.33% | 3.5億ドル規模の転換社債発行による将来の希薄化懸念と、ハイバリュエーション成長株全般のリスクオフ地合いが重なり売られたとみられる。(出典: Investing.comほか) | 確認 |
⑤フィジカルAI・社会実装
日本株(本日)
本日±3%超の値動きはありませんでした。
米国株(前夜)
| 銘柄 | 騰落率 | 材料 | 確度 |
|---|---|---|---|
| テスラ TSLA | -3.94% | JPMorganなどによる目標株価引き下げと第3四半期納入台数への不安から売りが強まったとみられる(出典: Investing.com) | 確認 |
| シンボティック SYM | -3.38% | 直近決算後の戻り高値圏で利益確定売りが出たうえ、成長株全体の調整に連れ安したとみられる(出典: Investing.com) | 確認 |
| インテュイティブ・サージカル ISRG | +2.37% | 個別材料は乏しく、足元の金利低下とヘルスケア・医療機器株高の地合いに連動した上昇とみられる。 | 推定 |
市場全体の動き(背景)
日経平均
65,481.27-0.60%
65,481.27-0.60%
USD/JPY
157.39-0.05%
157.39-0.05%
セクター上位
機械+0.26%
機械+0.26%
セクター下位
電力・ガス-2.02%
電力・ガス-2.02%
ETF出来高は概ね平常。
日経225 値上がり率トップ3
| 順 | コード | 銘柄 | 騰落率 | 終値 | 出来高倍率 | 理由 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5301 | 東海カーボン | +4.75% | 2,338 | 1.92x | 推定 8月の中間決算で通期経常を減益予想から増益見通しへ上方修正しており、業績評価や配当期待の買いが継続し株価が高値圏まで上昇 |
| 2 | 6146 | ディスコ | +4.19% | 56,680 | 1.58x | ↑「本日の AI・半導体インフラ」で詳説 |
| 3 | 7735 | SCREEN HD | +4.08% | 14,530 | 1.42x | ↑「本日の AI・半導体インフラ」で詳説 |
日経225 値下がり率トップ3
| 順 | コード | 銘柄 | 騰落率 | 終値 | 出来高倍率 | 理由 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3659 | ネクソン | -14.42% | 2,626 | 1.93x | 確認 1株415円の特別配当権利落ちを受けた大幅安となる中、配当落ち後の需給調整や短期売買が活発化し、手仕舞い売り中心に出来高が膨らんだ |
| 2 | 4004 | レゾナックHD | -5.31% | 13,915 | 1.06x | 確認 石油化学子会社クラサスケミカル株の現物配当によるパーシャル・スピンオフ実施に伴う権利落ち日となり、分配価値分の調整で株価が下落 |
| 3 | 7211 | 三菱自動車 | -4.93% | 355 | 1.04x | 確認 2026年3月期中間配当5円の権利落ち日となり、配当分の理論値調整に加えて自動車株全体の軟調さも重なり、売り優勢で株価が下落 |
日経225 出来高急増トップ3
| 順 | コード | 銘柄 | 出来高倍率 | 騰落率 | 理由 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1812 | 鹿島建設 | 3.18x | -0.84% | 確認 3月期企業の9月末配当権利落ち日に当たり、高配当狙いの反動による売りと配当分の理論値調整で株価は小幅安となる一方、権利取りの反動で出来高が急増 |
| 2 | 4183 | 三井化学 | 2.40x | -2.63% | 確認 9月末配当の権利落ち日となり、配当分の理論値調整と市況悪化を織り込む売りが出たことで化学株全般が軟調となり、同社株も下落 |
| 3 | 3659 | ネクソン | 1.93x | -14.42% | 確認 1株415円の特別配当権利落ちを受けた大幅安となる中、配当落ち後の需給調整や短期売買が活発化し、手仕舞い売り中心に出来高が膨らんだ |
言及銘柄の蓄積ページ
この記事で取り上げた AI・半導体インフラ重点テーマ銘柄の、材料・株価・観察シナリオ履歴を蓄積したページです。

